〔015〕角ヶ仙 (1,153m)

2010年08月28日


岡山100山に戻る

岡山県鏡野町
暑さ対策をしっかりして角ヶ仙に登り、先々週に登った泉ヶ山を眺めるつもりであったが、山頂はガスガスで展望無く、涼しくて暑さ対策も空振りだった。昼からは良い天気になっていた。
Road Map :中国道を院床ICで下りて、県道6号線を北上し、県道336から越畑キャンプ場を目指す。
Route Map:越畑キャンプ場跡地から右回りに周回する。
標高差:481m
岡山100山』   写真は天狗寺山から見た角ヶ仙。
登り:1時間17分
下り:1時間13分
コースタイム:2時間38分(道間違いロスタイム除く)
つのがせん
意外と満足してしまった
  今日は天気が悪かった上に長い階段の登り、登山道が見えない程の笹が茂る下り道で、何一つ誉めるところが無かったのに、何故か自己満足してしまった。 目的の泉ヶ山が見られなかったのが唯一の残念。
登山口となる越畑キャンプ場前の小さな駐車場に車を停める。これがこの後の道間違いと元になる。5時47分に駐車場を出発、山頂はガスっている感じだ。
越畑キャンプ場の立派な管理棟。今は営業休止の様で荒れ果てている。勿体無い。
道標に従って分岐を左に進むと踏み跡が無くなり、草生した林となり、炊事棟も見付からなかったので、引き返して右側への道に入った。炊事棟があったので道は間違いないと進んで行くが、踏み跡は途中で無くなってしまった。藪扱きすれば尾根に出れるであろうが、ここは引き返す。
管理棟前の分岐、”クマ出没注意”は毎度の御愛嬌か。
左側の道に引き返し、ヤブを進んでいると広場からのしっ
かりした道を見付けることが出来た。 結局、スタートする
駐車場を間違っていたのだ。 そしてこちら側にも炊事棟が建っていた。 炊事棟の横には登山口もあった。
登山口から直ぐに現れる道標。 ネット上で何度か見た
ことがあるが、趣味の悪い味気ない道標だ。
一旦は緩くなっても直ぐに同じ様な真っ直ぐの階段道となり、4度繰り返し登る。
材木で土留めされた真っ直ぐな階段道が続く。
沢山咲いていた”ママコナ
ベルフラワーの様な”ツリガネニンジン”の可憐な花。
色々なキノコが生えていたが、これが一番おいしそうだった。
きつい階段道の登りが済むと尾根筋となり、笹が生い茂る嫌な道となってきた。
ガスで景色はまったく見えていないが、南面は開けている様だ。山頂が近付くにつれて笹の背丈が高くなり、藪扱き状態で進んで行く。
標高を稼ぐに従いガスが濃くなってくる。樹林帯に入れば真っ暗な状態だ。只、心配していた暑さはまったく凍らせたペットボトルを持って来たのに肩透かしだ。
山頂で少し休憩して評判の悪い南尾根で下山する。評判通りに踏み跡がまったく見えない笹原で始まる。見えないながら踏み跡はしっかり付いている。
道間違い、登り直しから1時間17分にて”角ヶ仙”(1,153m)に着く。ここも南面だけが開けており、ガスが無ければ泉ヶ山が望めたはずなのだが、今日は登る時間が早過ぎた。(到着時間7時39分)
標高を下げて行くとガスが切れてきた。眼下にキャンプ場の管理棟が見えた。何でも無い景色であるが、ここまでまったく見えなかったのでガスが切れた一瞬は感動する。
前方に泉ヶ山が見えたが、山頂はガスってしまっている。手前の尾根が登って来た尾根。
下りの後半はヒノキの植林帯となる。普段、植林帯の道は大嫌いであるが、今日は笹原から抜けてホッとし、植林帯の道が素晴らしく快適に感じる。只、粘土質の路面は続いており、こんな緩斜面でも滑って転んでしまう。
急斜面部が終わり、斜度が緩くなってくると腰までだった笹原が胸を超える高さになってきた。最悪の道であるが、今日は涼しい分だけ助かる。
沢筋を歩くと荒廃した林道(作業道)に出る。
道路に出て、8分程、舗装路を歩き車に帰る。
笹で見えない登山道は固い粘土質で、これが濡れているので非常に滑り易い。下り中盤は急斜面となり、何度もスケーティング、何度もスリップダウンをしてしまう。只、樹木が無いので展望は良い様だ。
管理棟から少し下の駐車場。 この奥に登山口があり、
ここに車を停めていれば道間違いの問題はなかったはずだ。